武道具のことなら横須賀の武道具専門店、一本堂におまかせください |
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武州一×一本堂=天然藍染剣道具「一(はじめ)」 2021年12月 | |||
当店では今月の11日より、年明け1月の10日まで、歳末セールを開催しています。 チラシはこちら そしてもう一つの目玉商品は、 ご存知の方も多いかもしれませんが、武州一剣道衣の良さは、「着れば着るほど体に馴染み、使えば使うほど藍色が美しく褪色していく」という点にあります。 今回の歳末セールとあわせて発売を致しましたが これからの審査の準備や、昇段のお祝いとして、 剣道具は受注生産です。その場でのお渡しはできかねますのでご了承下さい。 |
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藍の甕。10以上の甕を用いて、何度も染め込んでいきます。 天然藍から藍液に建て、そして生地を染めるのではなく、糸から 染める天然藍先染め工法は、野川さんならでは。 昔ながらの方法を守りつつ、剣道家がより使いやすい形へと 進化させた結晶が、武州一というブランドになっていると言えます。 |
武州一を製造する野川さんのお話の中からヒントを得て ・「はじめの一歩」を大切にしたいこと ・武州一の「一」 ・一本堂の「一」 これらを由来に名付け致しました。 |
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三代目が着装した様子。 布団から仕立まで全て国産であり、使い心地も軽やかでフィット感 抜群です。 |
写真写りではかなり明るい色ですが、実物はもう少し落ち着いた色合いになります。 胴抜きセットで税込176,000円。 歳末セールでのみ、武州一の剣道衣とセットに致します。 |
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〜.本物は本物を知る〜 武州一紺反使用剣道具 2021年11月 | |||
この2つの面、色が違うのが分かりますでしょうか?面に限らず、防具には袴や道着と同じ藍染の生地が使われます。生地屋さんによって防具の色が変わるのは一目瞭然ですが、実は他にも違いが出るものです。見た目には分かりませんが、同じ仕様で作っても、重さが変わることがあります。体感できるほどではないので特筆するまでもないのですが、個人的には一番驚きでした。また、経年退色の具合が全く違ってくることもあります。 |
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ミツボシ 天アスリート4ミリ 胴抜きセット 一本堂別注仕様 2021年10月 | |||
ミツボシ製の人気商品です。この春中学校に上がったお客様の試合用にお作り致しました。飾り糸を鉄紺に変更し、紺の中にある鉄紺のやや明るめのブルーがアクセントになっています。 |
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布団の芯材は、研究し尽くされていて、 |
手の甲の部分に横向きに飾り糸が編み込まれています。 |
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天アスリートの垂は軽量で帯も柔らかく、布団の跳ね上がりも良いです。間違いなく試合向きと言えます。これだけ軽量なのに、コシもしっかりしていて、美しく着装できます。垂は帯が命と捉えています。手刺にせよミシンにせよ、剣道の要となる肚を支えるものですから、よりシッカリ締まる垂を探究していきたいものです。この他にも当店で一から別注した国産防具や、人気のミツボシシリーズも取り扱っています。個人的には全ての防具を一度はつけてみたいと思うくらい、品質の良い防具を探し求める毎日です。 |
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鹿革の良しあし その2 2021年9月 | |||
鹿革の良しあしは、ずばり「なめらかさ」に表れるといっても過言ではありません。そういった意味で、鹿革の小唐には定評があります。 しかし今回はもう一つ「耐久性」に着目し、白革と茶革を比較してみました。白革は鞣すだけですが、鞣したあとに藁などで燻し、強度を更に高めるクスベというのが、いわゆる茶革です。 先述の通り、これらの違いは「耐久性」に表れるといわれています。高温で燻す分、特に摩擦に対する耐久性が高まるといえますが、一方で白革にあるなめらかさは比較的失われています。どちらが良いかは一長一短。なかなか難しいところですが、百聞は一見に如かず。自分の籠手に張り付けて、その違いを体感し、またこちらにレポートしたいと思います。 |
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鹿革の中唐 体がほとんど隠れてしまいます | 鹿革の小唐 中唐に比べ、半分以下の大きさです | ||
鹿革の良しあし その1 2021年8月 | |||
動物の皮は、種によってその丈夫さは違えども、コラーゲンを主とした繊維が折り重なってできています。その繊維が「鞣し(なめし)」の加工を施すことで柔軟性、耐久性を増し、「皮」から「革」へと変化していきます。 剣道具によく使われる革と言えば、鹿革です。なぜよく使われるのか、それは動物の皮革の中でも鹿革の繊維が細く、しなやかであるため、人の手肌によくなじむことが挙げられます。第二の肌とも呼ばれる鹿革ですが、その中でも小唐とよばれる、小鹿から取れた革があります。小唐の手触りは、鹿革の中でも群を抜いてなめらかで、まるで素手で竹刀を握っているかのようです。中唐という比較的大きめの鹿から取れる鹿革と並べてみました。吟面(表)、床面(裏)それぞれの違いをご覧ください。 |
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小唐の床面(裏側) 左が中唐 右が小唐です | 小唐の吟面(表側) 左が中唐 右が小唐です | ||
浅野謹製胴のリフォーム 2021年7月 | |||
一昔前、関東では「胴と言ったら浅野」と言われた時代がありました。今回はそんな浅野の胴を愛してやまないお客様からリフォームのご依頼を頂きました。
お客様曰く、なんでも浅野さんは既に廃業しており、新品を手に入れることはできないのでヤフオクで状態の良いものを見つけては落札しているのだとか。見るからに堅牢で、無骨な浅野謹製の胴台は、時代が変わっても人気も状態も衰え知らずの一品です。 以前にも投稿したことがありますが、現在作られている胸はいわゆるスタイリッシュな関西型で、浅野の胴台は無骨な関東型。この型の違うものを組み合わせるのが至難の技なのです。「ただ乗せるだけなら誰でもできる」とは先代の弁。西と東のものを「何事もなかったように」融合させるのが職人の腕の見せ所と言えます。今回もそういった意味でどこにもない、唯一無二の胴が完成致しました。 |
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胴リフォームのいろは 2021年6月 | |||
今回かねてからお世話になっている先生より、胴台磨きをご依頼いただきました。せっかくピカピカに磨くのであれば、と先代の提案で胴胸も新しくすることになり、また勉強の機会を頂きました。 胴台は数種類のコンパウンドで磨き上げ、仕上げにピアノコンパウンドで輝きを出していきました。新品同様は大袈裟ですが、光沢を取り戻した胴台もなんだかすっきり爽快な表情をしているように見えますね。 新しい胴胸の取り付けにおいては、迅速・丁寧・練磨はもちろんのこと、今回は「深く確りと組み付けられていること」を意識しました。 写真では中々伝わりませんが、胴胸と胴台には相性があると感じます。カチッと乗らない場合に、胴台を少し削って調整するか、胴胸の穴振りを工夫するか、ここが腕の見せ所。胴リフォームのいろはがここに表れます。 何よりも、新しく生まれ変わった胴で稽古される先生がワクワクするような完成度を求めて仕上げました。 まだまだ完璧とは言えませんが、今回もお客様と先代に素晴らしい機会を頂き、装い新たに、更なる高みを目指す先生の御供として、真心こめて仕事をさせて頂きました。 |
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「Before」 | 「After」 | ||
一分五厘紺革具の目防具一式 2021年5月 | |||
いつもお世話になっている先生から頂いたご注文です。手刺防具では、細かな刺し=硬いという印象がありますが、近代では芯材や技術によって高級感漂う風合いの中にも、程よい柔らかさ、使いやすさを実現しています。 また、手刺防具のセットといえば、竹胴を連想することが多いかと思いますが、今回はここにも現代的なアイデアを。軽量かつ堅牢なファイバー胴台を使用しました。手刺防具の高級感に埋もれてしまわないよう、塗りは深みのある黒呂色。そして胴胸には本クロザンの本格派を合わせてみました。組んでみると、ぱっと見てファイバーと気づかないのではないかという程マッチしました。 温故知新とはよく言ったもので、古き中にも新しき風を吹き込んで、より良いものを生み出せるよう、勉強してまいりたいと思うこの頃でございます。 |
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1.5面:面金チタン100・顎は濃紺碁盤刺し四段飾 | 1.5小手:手の内小唐茶革、布団も程よい厚さで使い易い | ||
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1.5胴:ファイバー黒呂色手塗胴台に本クロザンS字本雲 | 1.5垂:六段飾・帯一枚紺革雲型張 まつり糸紺 | ||
~経年優化~ 浅野謹製胴のリフォーム 2021年4月 | |||
当店では古い防具に新しい命を吹き込む仕事もたくさんいただきます。長年の稽古でボロボロでも、成長に伴いサイズが合わなくなっても、出来れば一生使いたい、使ってもらいたい。そんなお客様が昨今増えて、剣道具店の私としては嬉しい限りです。 完成した胴を見て「他人の胴みたいね!」とお客様。そうです。これからはお孫さんの戦友として、お勤めいただくのです。 |
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「Before」 | 「After」 | ||
三分織刺総具の目点刺超極厚防具 2021年3月 | |||
東京は日本武道館を拠点とする、一剣会羽賀道場を御存じだろうか。第二次世界大戦の頃に剣道が禁じられていた中にあっても、剣道の歴史を 途絶えさせまいと奮闘された羽賀準一先生をルーツに持つ道場である。かの中倉清、中島五郎蔵と共に「有信館三羽烏」と呼ばれた羽賀流の 剣道は、現在も日本剣道協会のもとにある。 今回はその一剣会にて稽古を積む剣士が、半面、組み打ちなどのすさまじい技に耐えうる剣道具を拵えて欲しいと、遠方は相模原からいらした。 要望を聞いてびっくり、芯材を通常の三倍も入れて欲しいというのだ。はじめは戸惑いを隠せなかったが、激しい稽古で何度も鼓膜が破れている ことなど、壮絶な中でも腕を磨こうとする姿勢に心を打たれ、職人に相談し、制作するに至った。 出来上がって来てみると、これまたびっくり。3倍もの芯材が見事に刺し込まれており、激しい稽古に助太刀するには十分な御面に仕上がりった。 「どこに行っても難しいと断られてきたので、本当に助かりました。これでまた稽古に熱が入ります。」剣道具と呼ばれるようになって 久しいが、 剣道のルーツやあるべき姿を探求する姿勢と同じように、剣道具のルーツはやはり防具であると実感した春先の出来事だった。 |
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黒叩き塗60本仕立胴完成 2021年2月 | |||
昨年の12月にご紹介させて頂いた胴の組み付けが終わり、家紋も入って、いよいよお嫁入であります。 | |||
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こだわりの革を使用し堅牢に組み付け | 相変わらず手間暇を惜しまず妥協のない秀邦氏の家紋 (丸粉盛上「源氏車」)は品格ある美しさが・・・ |
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実戦型6㎜総織刺具の目防具 2021年1月 | |||
数多くのミシン刺防具も作ってまいりましたが、手刺の布団と違って(手刺の布団はある程度の厚さの芯材を刺して絞め込んで行く)すでに 圧縮された布団心材を使用するため刺しのピッチと芯材の内容が打撃吸収・耐久性そして軽量化を決定づけてしまいます。 そして今回の6㎜ピッチの刺(手刺では約2分)が固過ぎず、柔過ぎない理想的な防具であることに行きつきました。 今回の作品はお客様の要望もあり手の内を鹿のクスベ革に張替えて制作。 |
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6㎜防具右斜 | 6㎜防具正面 | ||
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クラリーノの手の内を外して張替 | 千葉の中村高明製の小唐クスベ革使用 | ||
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